ドイツに行ってみて思うこと

2017-11-20

北原先生からの紹介で初めて掲載させていただいています。現在旭川医科大学で心臓外科しております中西と申します。2015−2016にドイツのデュッセルドルフに研究・臨床留学をしておりました。基本研究に従事しておりましたが、臨床現場に携わることもできて、異国の文化の体験という意味でも非常に有意義な二年間だったと考えています。隣の芝生が青く見えるとはよく言ったもので、ドイツに行ってから日本の良さというものを再認識した部分と、認識を改める必要がある部分などを垣間見ることができました。ドイツは最近になって特に多国籍文化となりつつあり変革期を迎えているように感じますので一概な比較はできないかもしれませんが、一部紹介します。

仕事の面に関しては症例数や集約型の病院形態という根本的な違いがあるので、手術から術後まで分業制でいいも悪いも流れ作業といった感じでした。日本のように術前検査からムンテラ、手術から術後管理、外来といった流れはなく、執刀医にとって手術室が患者とのファーストコンタクトといったこともあるようでした。手術に関しては国民性というか個人差がかなりあるように感じ(
これは日本も一緒でしょうが、より顕著に思いました)、かなり丁寧な人もいれば大雑把な人もいるという感じでした。研究も同様で、遅くまで残って頑張って仕事をしている人もいれば、明日のことは明日やるといった感じで割り切っている人もいました。でも、総じて効率よくやっていて、それでいて全体としての方向性・調律というものも重んじているように思ったので見習うべきところもたくさんあると感じています。

日常生活の面に関しては、ドイツ料理がちょっと口に合わなくて苦労しました。一辺倒の味付けと脂分が多い食事で、幸い日本人がたくさんいる町であり日本の食材などが手に入れやすかったので(高かったですが)、日本食を基本食べているような形でした。たまに食べて旅行気分(?)を味わうような感じですかね。着るものに関しては特に困ることはなく、日本とそう変わらない感じだなと思います。住居に関しては水の違い(硬水と軟水)、土足文化などわかっていたことがやはり日本人にとっては当初は住みにくい環境でしたが、住めば都、といったところでした。ドイツ語にも当然苦労しましたが、ドイツ人はこちらの拙いドイツ語に対しても比較的よく聞いてくれるし、こっちの理解度に応じて様々なドイツ語を使い分けてくれたりと、移民に対して慣れているのか非常にフレンドリーでした。

まだまだたくさん違いはあるのですが、また機会があれば後ほど。詳細を個別に聞きたいという方がもしいらしたらいつでも連絡くれればお話させていただきます。総じて良い経験をさせていただいたので、ドイツへの留学、オススメです!

卒業年度:2008年
現在勤務地:シカゴ大学
所属:心臓胸部外科
役職:クリニカルフェロー

2016年の9月からシカゴ大学の心臓外科でフェローとして働き始めました。何かあればブログに書いていこうと思ってます。質問などあれば気軽に連絡ください。

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

face bookアカウント:北原大翔~モテたい心臓外科医、米国へ渡る~

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