Moral supportが必要な手術

2018-04-10

ロボット僧帽弁の手術でした。先日大腿動脈出しをマッケンジー(ロボットPA)と一緒にやっていると、遅れてきたバルキー(ロボット外科医)が「おーヤングボーイズ、でかい傷でやってるね」とバカにしてきたことがありました。そんなことがあったので今日はえらい小さい、5mmくらいの傷で大腿動脈を出しました。遅れてきたバルキーにマッケンジーが「今までで一番小さいでしょ」というと、なんかやや不機嫌そうでした。どっちやねんと思いましたが、カニュレーションも含めすっごいやりづらかったです。ちょうどいいのが一番いいですね。

そんな感じで手術が終わるかと思いきや、隣の部屋の手術に呼ばれました。隣ではデイビッド(おっさん)が再開胸のバイパス手術をしており、なぜか手伝ってくれ、ということでした。すごく手伝いたくなかったですが、人がいないということなのでしょうがなく手伝いました。なんかInnominate vein裂いたり、人工心肺を足から回そうとしてたのですがカットダウンせずに穿刺でいれようとしたり、でも結局カニュラ入らず途中でワイヤーも抜けちゃったりして、血でまくって血管外科医よんだり、最終的に静脈バイパス1枝で終わったり、と悪夢のような手術でした。なんとか抜け出すタイミングを狙い、するするーと手術室から立ち去りました。その2時間後くらいにオペ室から連絡がきて、アグネス(オペナース)が「ひろ、まだ病院にいる?」と聞いてきたので、今日は日本からくる血管外科医の人たちとの食事会に行くからいないことを伝えると「ジョンS(PA)がmoral supportが必要って言ってるわ」と言ってました。moral supportってなんだろう、と思い調べて見ましたが、ようは精神的支え、みたいな意味だと思います。「maybe next time」とだけ言って食事会に向かいました。

 

北原 大翔先生(m3.comでコラム、MediGateで週刊北原を連載中)への質問はこちらまで↓

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

卒業年度:2008年
現在勤務地:シカゴ大学
所属:心臓胸部外科
役職:クリニカルフェロー

2016年の9月からシカゴ大学の心臓外科でフェローとして働き始めました。何かあればブログに書いていこうと思ってます。質問などあれば気軽に連絡ください。

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face bookアカウント:北原大翔~モテたい心臓外科医、米国へ渡る~

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