海外旅行記5: ニュースの現場(ルレオ〜ハパランダ(スウェーデン))

2018-07-17
こんにちは。学生の星です。北原先生のリクエストで3月より旅行記を書かせて頂いております。
3年前の夏の終わりに僕はスコットランド〜デンマーク〜ノルウェー〜スウェーデン〜フィンランド〜オランダという総移動距離約5500kmの旅をしました。
ストックホルムから電車で13時間、スウェーデン北部の町ルレオに着いた僕はフィンランドを目指してバスに乗り込みました。ここから5時間かけてフィンランド国境にある町ハパランダに向かいます。
バスに荷物を積んでさあ出発となった時、僕は異様な雰囲気を感じました。超満員のバスの中を見回すと僕以外の乗客が皆アラブ系やアフリカ系なのです。話す言葉もどうやらヨーロッパの言葉ではなく、荷物もたくさん抱えていました。

彼らは難民でした。僕が北欧に行った3年前の夏は、情勢の悪化から中東やアフリカからの難民が激増し、”Migrant Crisis”という国際問題になっていた時期の真っ只中でした。図らずも僕はジャーナリストの如く難民と共に移動していたのです。特に当時の北欧では国境の封鎖が議論されていた時だったので駆け込み需要的なものもあったのかもしれません。(怖かったので写真は取っていないのですが、同じ状況を写したものがありました:http://www.businessinsider.com/ap-finland-suddenly-top-choice-for-iraqi-migrants-2015-9

祖国を捨てはるばる北欧の田舎まで渡ってきた難民の人たちが出す雰囲気やオーラは凄まじいものがありました。生きることに対する強い気持ちが全身から滲み出ているように感じました。今年のW杯では難民選手の活躍が報じられることも多いですが、難民の人たちの境遇を思うと、そういった選手たちがW杯に懸ける想いもやはり並々ならぬものがあるのではないかと思います。
テレビや新聞で知ってはいても、実際にはなかなか見ることが出来ないニュースの現場に思わぬ形で遭遇することができ、非常に良い経験になりました。
そして難民と共に5時間、無事に国境の町ハパランダに着きました。写真はハパランダのバスターミナルにある時計の写真で、この写真を撮った僕の後ろには、インフォメーションセンターに殺到する難民の人たちがいました。
次回、フィンランドに入ります。

卒業年度:2008年
現在勤務地:旭川医科大学
所属:心臓外科

2018年の8月にシカゴ大学の心臓外科フェローを終えました。質問などあれば気軽に連絡ください。

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

face bookアカウント:北原大翔~モテたい心臓外科医、米国へ渡る~

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