会長プロデュース:熱血研修医 塚越 本場シカゴで。。却下!!!塚越プロファイリング あー今日も手術室行くか(B面)3日目

2018-07-26
  • 手術について

今日はon-pumpのCABG×3でした。今回もありがたいことに術野に入れていただき、しかもLITA採取中の北原先生のお話し相手という大役を与えられました。

徒然なるままに話しましたが、先生も集中しているので会話というよりは僕の話に対して一言コメントをいただく形式でした。普段から先生方のように思考していない分のツケは、こういうときに回ってくるものです。先生をあっと言わせるような持論や思考力を披露できなかった僕のトークショーは寒々としてしまい、ひいては北原先生のグラフト採取も滞らせてしまったのでした。

そしてミスは悪循環を呼ぶものです。ボビーの採取したSVGのクオリティーも、決して立派なものではありませんでした(単純に患者さんの静脈が立派じゃなかった様子)。ぴゅるぴゅるとグラフトからヘパ生が漏れる度に、太田先生がため息をつきながら止めるという盛り上がりに欠ける展開の中で、僕は一人強い責任を感じるのでした。

おまけに冠動脈の質も芳しくなく、吻合にも苦戦する戦況が続きました。素人意見ですが、恐らく今日は難しい雰囲気の中での戦いだったと思います。

僕は小学校よりラグビーやらアメフトやら、チームスポーツにいそしんで参りました。スポーツをしている以上、一定の確率でミスをします。多かれ少なかれ自分もミスをします。自分のミスがチーム全体の足を引っ張ってしまう状況に出くわすわけです。

手術は、(執刀医の立場からするとまた新しい視点があるのかもしれませんが)助手である限りはチームスポーツだと思います。車輪の一部として、全体が滞りなく進むために先読みしながら動かなくてはならない部分があるのではないでしょうか。

自分のミスでチームに迷惑をかけてしまったときに、どう対処するか。今回は見学者ということで知らないフリをすれば逃げ切れますが、今後助手生活が続く中で早く対策を立てておこうと思いました。

高校までは未熟で考えもしませんでしたが、僕が大学時代にアメフトで使っていた方法は数通りあります。

  1. 先に謝り倒して、責められないくらい反省している感じを出す。→相手を選ぶ。オペ中にやると、激しい執刀医の先生なら鑷子で刺されてもおかしくない。
  2. 落ち込んでいる空気を出して、叱責は甘んじて受ける。→相手を選ぶ。空気はよくならないが、人によっては言いたい人もいるかもしれない。
  3. ミスと思わず、毅然とした態度で変わらずに進む。→相手を選ぶ。日本ではレアだが、アメリカンでよくありそうなイメージ。
  4. ミスについて自分から話題にとりあげてみる。できれば面白おかしく。→相手を選ぶ。雰囲気がよければ使えるか。鑷子で刺される可能性もあり。
  5. 爽やかに軽く謝る(+次どうするかに話題を自分で持っていく)。→汎用性が高そう。

検証したところ、執刀医の先生に合わせて手技を変えるのと同様に、リカバリー方法についても現場の判断で柔軟に選ぶ必要があると思いました。まずは爽やかに謝って、ミスを繰り返さないに徹するのが肝要ですよね。もっと言うと、外科の世界では特に相手がどんな人間かを捉えた上で行動することが重要なことが多くあるのだと感じました。今回太田先生と北原先生にプロファイリングを課していただいているのは、そこのメッセージ性も含んでいるんじゃないかと思うと、魂が震えました。もちろん含まれていない確率の方が高いと思います。手術は終わりました。

※余談-微熱があるときに手術室でありがたいことランキング- (暖かかったです。)

  1. 無影灯 2. ガウン 3. マスク

 

  • プロファイリング

◇太田先生:

・今日のお弁当はトマト2切れでした。致死量が入っていた前回と比べるとかなり少なく、物寂しげな表情でした。

・課題を人に課すときは、突然課すことがお好きなようです。追い込まれた人間の瞬発力を試すのがお好きなんだと思います。きっとスポーツはサッカーやラグビーよりも、瞬発力が試される野球やアメフトの方が好きなのではないでしょうか。おまけに前前前世くらいはイタリアのコロシアムで熱狂していたのではないでしょうか。

・人となりは一目見ればわかるというところで絶大な自信をお持ちです。誰の話題になってもその人の写真にこだわるのもそのような背景からのようです。写真を見るからわかるようになったのか、わかるから写真が見たいのか。あと数日で真相に迫ってみたいです。予想では、数多の写真(大半が女性)を見るなかで養われたと思っています。

 

◇北原先生:

・太田先生も同様ですが、お二人は普通の感覚からすると「なんで?」と思うようなところにもこだわります。特にブログ等への力の注ぎ方は、想像を絶します。原因は2つ考えられます。

  1. 能力が突出しすぎて、普段の医療だけでは使い切れずに行き場を失った力の逃がしどころとなっている。
  2. 普段の医療にプラスアルファの負荷を自分達に課して追い込んでいる。

もちろんお好きでやっているのはあると思いますが、そこに手間をとられることに嬉々としている根底には、有り余る能力を感じざるを得ません。あまりにも偉大な先輩方の背中ですが、食らいつきたいです。

・真面目な話題の時に、はにかむ笑顔が素敵でした。あの笑顔のためにも質問しなければならないと思います。

 

  • 北原ラーメン TAKEYA Spicy Paitan ramen編

Nice一口! 美味しいラーメンだとやる気出してくれます。

卒業年度:2008年
現在勤務地:シカゴ大学
所属:心臓胸部外科
役職:クリニカルフェロー

2016年の9月からシカゴ大学の心臓外科でフェローとして働き始めました。何かあればブログに書いていこうと思ってます。質問などあれば気軽に連絡ください。

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

face bookアカウント:北原大翔~モテたい心臓外科医、米国へ渡る~

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です