ついにSAが登場

2019-02-03

アメリカではPAが閉開胸したり静脈とったりするのは当たり前で、なんて分業化されてるんだろう、と驚いたのが2年前シカゴに来た時に思ったことです。

先日ワシントン病院で同僚から「暇なら手術でも見に来れば?」と言われたので見に行きました。朝7時に呼び出され(早ーな)手術室に行くと、PAっぽい人が準備を始めていました。CABGみたいです。同僚はコンセントを取ると「じゃあまた来るからヒロも適当に」といなくなりました。PAっぽい人はそのまま手術を開始しました。さくっと開胸をしたのでぼちぼち外科医を呼ぶのかなと思っているとそのまま内胸を取り出しました。

あれ、僕が知ってるPAと違う。

さくっと左内胸を取ると続いて右内胸を取り出しました。これまたさくっと右内胸を採取してました。

え、どこまで行くの?

そんなことを思っていると、おもむろに今度はカニュレーションを始めました。このまま手術終わってしまうんじゃないだろうかという不安と期待のなか、大動脈遮断を、あー、もう遮断するー、ん?もうした?というほんとギリギリのところで「準備できたでー連絡してー」と外科医を呼んでいました。同僚は来てバイパス4本繋いで、そして帰っていきました。

手術終了後、あなたはPAなんですか?と聞くと「私はSAです」と言っていました。ついにSAが登場しました。SAのサンさんです。こういったSAが15人くらいいるみたいです。フェローなどがいないためこういった形になっていると思うのですが、分業化が凄いな、と思いました。

 

写真は部屋にあったヒーター。小さいけどかなり暑い。

卒業年度:2008年
現在勤務地:旭川医科大学
所属:心臓外科

2018年の8月にシカゴ大学の心臓外科フェローを終えました。質問などあれば気軽に連絡ください。

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

face bookアカウント:北原大翔~モテたい心臓外科医、米国へ渡る~

4件のコメント

  • gyukaku 2019-02-04 at 3:45 AM

    PAです。僕は一般外科レジデント時代に外科医よりもずっと上手にCABGでdistal anastomosisやるPAと一緒に働いてました。Proximalの時点で外科医はスクラブアウトしてました。彼はradial graftを内視鏡で凄まじいスピード採取する手術マシーンでした。手術ができるだけならPAでもいいんだと、彼と会った後は価値感が変わり、外科医ならアカデミックにも力を入れないといけないと思うようになりました。ただ手術をやるだけなら、ただのテクニシャンで、外科医じゃないです。手術をやるだけなら、同じことの反復作業で誰でもかなりのレベルまでいけると思います。日本の若手の人たちがもやもやしているのは、同じことの反復作業すら後輩に卸せないショボすぎるボスのせいです。

  • May 2019-02-03 at 11:52 AM

    北原先生
    いつもブログを楽しみにしている者です。
    私はシカゴ市内にある某病院の手術室で看護師をしています。
    まだ経験が浅いからかもしれませんが
    SAというポジション初めて聞きました。
    具体的にPAとどう違うんでしょうか?

    • 北原 大翔 2019-02-04 at 1:37 AM

      具体的にPAと何が違うのかを説明できるほどPAについてもSA(surgical assistant )についてもよく知りません。ちょっと聞いてみますね。

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