私は基本的にこちらのお菓子が好きではありません。ですので、自分のデスクの引き出しに日本のお菓子を入れておいて、小腹がすいたら食べるようにしています。 ポケットに入れておいて歩きながら食べたりもしますし、看護師さんや同僚にあげたりもします。特にオペ室の看護師さんはお菓子をあげると予想以上に喜んでくれて、あげる前と後では態度ががらりと違ってきますので、ちょくちょくあげています。お菓子外交と言っていいの...

クリシュ(Krish)という新しい若いインド人コンサルタントが赴任してきました。オーストラリアとオークランドで研修をして専門医をとった後、アメリカ・ドイツ・イギリスなどで修行してコンサルタントとして戻ってきたとのことです。 アデレードにいたときに縄田先生にとてもお世話になったと言っていました。よろしく伝えてくれ!と言われましたので、わかった!と言っておきました。が、残念ながら私自身は縄田先生と直接...

ある日、大動脈解離の手術がありました。 テイ(若手アテンディング)の症例でしたがその前に再開胸の解離+LVADという手術があったので「ヒロ、一日に2つの再開胸解離だぜ、痺れるだろ」的なことを言ってました。特に痺れませんでした。 手術はテイならではの色々なことが起こり、勉強になるなぁと思いました。テイの助手はやりづらいと巷では有名ですが、その日ももれなくめちゃくちゃやりづらかったです。お・も・て・な...

ある日、大動脈が解離している人にLVADをいれるという手術がありました。 もともとはテイ(若手アテンディング)の患者さんだったのですが、チーフから信頼されていないらしく上司(太田先生)も一緒に入るダブルアテンディング作戦になっていました。ダブルアテンディングでしたが、テイが第二助手の位置にいたため、ダブルアテンディング特有のわちゃわちゃ感はありませんでした。新人PAのボビー(ボビーオロゴンに似てい...

インタビュー2日目です。朝早くから近隣の循環器内科のドクター達に会うことから始まりました。主に働く場所は大学病院ではなくコミュニティーホスピタルになるので、近隣の循環器内科の先生から「こんなやつダメ」と言われてしまってはいけないみたいで、ボス(ドクターマンファ)もそのことを気にしていました。 近くの病院 それぞれ30分くらいの面接時間が設けられていましたが(3人3箇所)、だいたいが「あーそうね、ま...

ワシントン大学の関連病院の2ndインタビューに呼ばれたので行って来ました。1日目はワシントン大学の人と面接&ディナー、2日目は関連病院での面接。のはずだったのですが、初日から飛行機が遅れてほとんどの面接がキャンセルとなりました。 飛行機を待つ人。前回インタビュー時も同様に飛行機が遅れていたのを思い出しました。両方ともサウスウエスト航空でしたが、これって結構よく起こることなの?と聞いても誰も...

えらい久しぶりにロボット僧帽弁の手術に入りました。左心耳内にでかい血栓が詰まりまくってました。あまりに詰まりまくってたのでロボ外科医のテンションも上がり「ビデオ撮ろう、ビデオ撮ろう」と盛り上がってました。僧帽弁を置換していましたが、縫っているロボ外科医より、外でたくさんの糸が絡み合わないように操るロボPAのマッケンジーの方が大変そうでした。

以下、病棟で働いている看護師さん(淺川真由美さん)に書いて頂いた文章です。他にも興味があることがあればseiri45@yahoo.co.jpにメールなど頂ければ幸いです。 12日にあったストライキですが、誰一人として看護師のストライキを経験したことがなかったため、当日まで皆どうなるのか不安で、段取りを進めていました。 前日まで、看護師長は患者さん一人ひとりに事情を説明し、なるべく理解を得られるよう...

ある日、大動脈基部置換の手術がありました。 まぁまぁうまくいったと思っていたのですが、結果まぁまぁうまくいかず時間がかかりました。アイリーン(オペナース)からは、まだ止血してる最中だというのに「もう胸閉めちゃいなさいよ、私帰りたいの」とせっつかれたりしました。そんな中、ボビーオロゴンこと新人PAのウィラードは文句言うことなく気長に手術に付き合ってくれました。シカゴ大学で働き出して間もないというのは...

ニュージーランドで看護師として働く ~病棟の看護師さんの視点④~

以下、病棟で働いている看護師さん(淺川真由美さん)に書いて頂いた文章です。他にも興味があることがあればseiri45@yahoo.co.jpにメールなど頂ければ幸いです。 2016年10月と2017年1月、ニュージーランド全国の公立病院に勤める若手医師が、勤務形態の改善を求めてストライキを起こしました。連続勤務日数を最長12日から10日、連続夜勤日数を最長7日から4日に減らし、医師と患者の安全を守...

ホモグラフトを使った手術

ある日、ホモグラフトを使った基部置換術がありました。日本では一度も見たことなかったのですが、こっちにきてからたまにみるホモグラフトです。ウェットラボとかでみる豚の心臓についてる大血管みたいです。 こういう日本でやらなかった手術とかをやってみると、日本でもし手術をする機会などがあったときに「アメリカではホモグラフトとか使ってたんだけどなぁ」とかちょっとかっこつけたりして、看護師とか研修医とかに、また...

ガーゼカウント手術

ある日大動脈解離の手術がありました。 器械だしナースはロザンナがやっていました。ロザンナは必ずといっていいほど手術の最後の方でガーゼが足りない、と叫び出します。その日もそれで100回くらい、ガーゼ胸の中にない?足元にない?隠してない?と疑いをかけられました。だいたい床に落ちてたりするのですが、疑いをかけられること自体あまり心地はよくありません。その日も床に落ちてましたが、僕にかけられた冤罪に関して...

44 社会復帰

お久しぶりです。元オペナーの中路です。 現場から離れて早丸3年、楽しく遊んで暮らしました。海外にいると周りも同じような状況で遊んでられましたが、日本だと友達がほとんど働いているので働かなければいけないような気がします。 それにこの前では看護師としてはもちろんですが、そもそも社会復帰することが出来なくなる!と焦りまして、やっとのこと重い腰を上げ社会復帰をはたしました。また悲しいことに2018年から扶...

そういえば昨日は七夕でしたね 何か願い事しましたか?手術

ある日、さらっさらの心臓移植の手術がありました。さらっさらというのは、手術の既往もなく、なんもないすごいやりやすい心臓移植です。BMIが高すぎる人などは移植の適応がおりないので、移植患者はだいたいいい感じの体格の人が多く、今回は小さな女の人でしたがめちゃくちゃやりやすかったです。チーフの症例でしたが「カモーン」と怒られることなく(はじめてかもしれない)手術は終わりました。

電波が悪い病院でretrieval

移植用のRetrieval(Procurement)に行くある病院は、電波がとても入りにくいです。特に、Spark(ニュージーランドの4大キャリアの一つ)という会社の電波は全く入りません。なのでその携帯を使っている人はとても不便そうです。 あろうことか、移植コーディネータの携帯はSparkのものです。コーディネーターは連絡のためにオペ室と外科医の待機する部屋を頻繁に行ったり来たりしています。オーク...

敵は英語だけではない手術

ある日、ニューパルスという植え込み型のバルーンパンプが感染したということで手術になりました。 術前にデイビッド(おっさん)がこういう風にやるから、と凄く説明してくれました。いや説明いらんけど、と思いましたが、うんうんそれでそれでと聞いていました。説明は感染したニューパルスを取り出して、取り出したところは綺麗に洗って、どうにかして別のところにニューパルスを植え込むという感じでした。別のとこに植えこむ...

オペ室で大爆笑 失恋の手術

ある日、冠動脈バイパスがありました。 器械出しはスーパーオペナースのアグネス。チーフの症例ではなかったので、プレッシャーもなくウキウキしていました(僕も)。内胸動脈をとってると暇になったのか意気揚々と話しかけてきました。 「ヒロ、ごめんね。プレートガール、彼氏がいるみたいなの。インタビューしたら教えてくれたわ」 オーマイガットです。その後もアグネスは話し続けます 「私頑張ってヒロのガールフレンド見...

テンポラリーぺーシングワイヤーをいつ抜くか

開心術後の患者さんは、基本的に全例でテンポラリーペーシングリードをつけて病棟に戻ってきます。そして、4日目に抜きます。患者さんがワーファリンを飲んでいる場合は、INRが3.5以下であれば抜いていいことになっています。ブリスベンのプリンスチャールズのときは確か2.5以下だったような気がします。日本にいたときは2.0か2.5以下だったような気がします(あいまいな記憶ですが)。この一年間でペーシングワイ...