坂口元一先生

留学施設:メルボルン大学Austin Medical Centre

留学施設:オーストラリア、メルボルン

留学期間:1998年1月から2000年5月

留学に必要だった資格:下記体験記を参照

留学中の立場:下記体験記を参照

留学施設の特徴:下記体験記を参照

留学中の経験症例数:下記体験記を参照

体験記:


1992年に大学を卒業後、大学病院や市中病院でトレーニングをして、1998年1月から2000年5月までメルボルン大学のAustin Medical Centreに留学しました。最初の1年はResearch Laboにいました。そこでラットを使った左室形成の研究を行いJTCVSに論文を1編書いてclinicalのPostを待ち、1999年1月からCABGで有名なProf.Brian Buxton先生の下でClinical Fellowとして臨牀のトレーニングをしました。

Austin Medical CentreはPublic Hospitalで年間700例程度の開心術(7割くらいがCABG)があり、道路をわたった向かいに、またCityにも大きなPrivate hospitalがあって、そこでも週に1度ほどConsultant Surgeonのプライベート患者手術の手伝いをしました。私のPositionはClinical Fellowという立場でした。当時はオーストラリア人のレジストラ1人に加えて5人も海外Fellowがいて、しかもレジストラと古参のタイ人フェローが症例を独り占めしていたので私自身の執刀経験は1年で30例程度だったと思います。

その当時はオーストラリア、ニュージーランドは英語の試験がなく日本のライセンスがあればいくつかの書類をそろえるだけで、州のMedical Practioner Boardをもらうことができました。現在は英語の試験(IELTS)が難しいようです。朝7時頃に病院へ行ってICUラウンド、カンファレンスをして昼間は2例ほで手術に入っては5時頃には帰宅できました。

術後管理はICUドクターがしてくれるし病棟はレジデントがカバーしてくれます。On-call duty(緊急や病棟レジデントでは対処できない場合にコールされる)は週に一度ほど回ってきますがあまりストレスは無かったと思います。

執刀経験はあまり恵まれませんでしたがメルボルンは住むには非常に快適な都市で家族で本当に楽しい2年間を過ごすことが出来たと思います。