甲斐正嗣 先生

留学施設:New York University Hospitals
530 First Avenue, Ste 9V, New York, NY, 10010
留学期間:2008年1月1日から2010年3月31日
留学に必要だった資格:ECFMG。Step3は不要です。
留学中の立場:clinical fellow
留学施設の特徴:NYUはマンハッタンのmidtown east sideにあり、privateのTisch、publicのBellevue、そして在郷軍人病院VAの複合病院です。3つの病院は隣接しています。Tischで成人1日3、4例、小児1例弱、呼吸器数例を行っています。BellevueとVAでは1日1例の成人開心術を行っています。ACGMEは1年に2人の3年間のプログラムで、ノンカテゴリカルのフェローは常時一人在籍して合計7人のフェローです。フェローは3つの病院を3ヶ月から半年ごとにローテーションします。ノンカテゴリカルのフェローは呼吸器と小児はローテーションする必要はありません。ノンカテゴリカルのフェローの在籍期間は流動的ですが2年ほど在籍することが多いです。
留学中の経験症例数:
開心術術者 約330例
内訳
CABG(9割on pump) 約130例
CABG+Valve 約40例
Valve 約130例(Redo 約30例、MICS 約70例)
Congenital 約15例
Aorta 約10例
その他 約5例

体験記
実際の研修:
最初の半年はTischにてジュニアフェローでした。このときは執刀はほとんどなく静脈採取と第一助手、当直が主な仕事でした。次の一年半にBellevueを6ヶ月とVAを3ヶ月と小児3ヶ月とTischでのジュニアフェロー3ヶ月をローテーションしました。外病院のローテーションの時は症例はCABG、ASによるAVRがほとんどでしたが、Bellevueは救急病院で無保険者や低所得層が多いため、解離、外傷、IVDUによる感染性心内膜炎、リウマチ熱による弁置換の手術を経験する機会がありました。外病院では基本的に全例執刀できました。ただしcoronaryのarteriotomyや弁の切除は指導医がすることが大半でした。
幸運にも最後の半年はTischでチーフフェローを任命されChairmanのDr. Gallowayとほぼ毎日2例minimally invasive手術を経験することができました。
この時は毎朝6時から50人近い患者をジュニアフェロー、外科インターン、NPを連れて回診し、治療方針を彼らに細かく伝える必要もあり、非常に勉強になりました。
このプログラムを卒業するときのゴールとしては標準的な手術が一人でできることとされており、その通りの濃厚な教育を受けることができました。