五味渕 俊仁 先生

参加学会: AATS 98th Annual Meeting
開催日時: 2018/4/28 - 5/1
開催国 : サンディエゴ、アメリカ

参加学会: AATS Aortic Symposium
開催日時: 2018/4/26 - 27
開催国 : ニューヨーク、アメリカ


AATS aortic symposiumおよびAATS Annual Meetingの参加レポートです。
AATSはアメリカ胸部外科学会で、The Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery
という雑誌の編集も行っております。毎年4,5月頃に開催されており、その数日前には、
隔年でAATS aortic symposiumとAATS Mitral Conclaveという、
大動脈と僧帽弁を中心とした学会が開催されています。今回はAATS aortic symposiumと
AATS Annual Meetingに参加してきましたので、内容や雰囲気などをお伝えできればと思います。

1. AATS aortic symposium
朝6-7時から始まり夕方まで計2日間、大動脈に関する発表が続きます。
Oral presentationは少なく、一つの大きいフロアでsymposiumは進みます。
その他の演題は会場の隅にあるPCからpower pointで見る形式です。形式が整っている演題は、
かなりの確率でacceptされるような印象をうけました。
内容は、自己弁温存大動脈基部手術、胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、急性大動脈解離、
ステントグラフトと範囲は広いです。特に新しいデバイスの話などはありませんが、
Prof. Coselliの胸腹部大動脈瘤の話などは、症例数が非常に多く、勉強になります。
なぜか海外のTARや大動脈解離の成績が悪いのが気になります。
 日本からは神戸大学の大北先生、山中先生、そして池野先生がoral presentationをされており、
さすがだと感じました。
なお、会場はニューヨークですので、ヤンキースの試合をみることが可能です。

2. AATS Annual Meeting
ニューヨークから6時間飛行機を乗ってサンディエゴに向かいました。
こちらはannual meetingになりますので、弁膜症から冠動脈などすべてになります。
また、呼吸器外科や食道領域も別フロアで行われています。
 形式は発表者が7分ほどの発表を終えた後に、15分ほどのdiscussionとなります。
発表内容はどれも洗練されたもので、対象症例数やfollow up 期間が非常に長い発表が多いと感じました。
たとえば、OPCABとONCAB、22000例、10年間の遠隔期成績の発表や Ross手術25年follow upの 発表など、規模の大きさはさすがアメリカだなと感じました。
 また写真はTirone David先生の発表の際に、floorからMagdi Yacoub先生が
discussionしているところです。remodelingとreimplantationの第一人者同士のdiscussionに
胸が高まりましたが、残念ながら私の英語力のなさで内容は全く理解できませんでした。
 これらの発表はAATSのhomepageから動画を見ることができます。これを読んでくれている方は
ぜひ閲覧してください。

→ AATS 98th Annual Meeting

AATS annual meetingにはresident posterがあります。そちらには日本からも多くの発表がありました。